長所と適応HIFU

HIFU療法の長所と適応

前立腺癌が治ったと判断された人の中には、2回、3回とHIFU療法を実施した人も含まれています。これまでにHIFU治療を受けられた1464人中、2回治療されたのが255例、3回が55例、4回が4例、5回が2例です。このように、HIFU療法は一度だけしか治療できない開腹手術や放射線治療と異なり、何度でも繰り返し治療ができるのが強みです。また、治療による合併症も少なくなります。ちなみに、HIFU療法では尿道狭窄が21.3%と少し高くなりますが、一時的尿失禁は1.6%、手術では約80%に勃起障害が起こりますが、これも52パーセントと低率です。体の負担が少ないので、年齢に関係なく治療を実施できるのも長所です。これまでHIFU療法を実施した患者さんの年齢は、45歳から88歳でした。HIFUの長所として、
1. 体に傷がつかない(非観血的)
2. 本法は何回でも繰り返し治療することが可能である
3. 手術療法や放射線療法後の局所再発にも可能
4. HIFU後に根治的前立腺全摘術や放射線療法が可能
5. 前立腺を部分的に照射可能
6. 外来治療から短期間の入院(最長3泊4日)
7. 術後勃起不全、尿失禁などの合併症が少ない
8. 手技が用意
つまり、HIFU療法は、体にメスを入れないので体にかかる負担が少ない、何度でも繰り返し治療ができる、開腹手術や放射線治療で再発してきた場合にも治療することができ、入院期間も短く、重い合併症が少ないといった利点があります。現在、前立腺内にとどまる早期の癌に対して行われる治療の中では、HIFU療法は最も侵襲が少なく、かつ、開腹手術に匹敵する治療効果をあげることができる方法です。

HIFUの療法適応症例

これまでの経験から、HIFUの良い適応として、以下の場合としています。
1. stage T1b-2cN0M0 の限局性前立腺癌
2. Gleason score ≤ 8
3. 治療前PSA値が20ng/ml以下(最大でも30ng/ml以下)
4. 前立腺体積が30ml以下(最大でも40ml以下)
5. 前立腺内に直径1cm以上の大きな石灰化(結石)の無いこと
今後の課題は、治療時間を短縮することで30分から1時間で治療ができるようになれば、日帰り手術も可能です。ちなみにこれまでに8例の方が日帰りで手術しました。
 今のところ治療は自費払いで100-120万円ほどかかります。早期の前立腺癌と診断された場合には、大きな選択肢のひとつと言えます。
 アメリカやヨーロッパでは今、乳癌や肝臓癌、腎臓癌、子宮筋腫など体の深部にある腫瘍をHIFU療法で外から治療する方法が熱心に研究されています。体の外から切らずに深部の癌を治療する。そういう点でも今後とも期待の大きい治療法です。

HIFU治療他詳細は以下からご覧ください

お問い合わせ:042-649-1528

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